2009年6月24日水曜日

汚染物質を出さない原子力発電以上の安定した電力供給可能な発電方式なはいのです...

元になった質問:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1027582180
汚染物質を出さない原子力発電以上の安定した電力供給可能な発電方式なはいのです...

何かありましたらコメント欄へどうぞ。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

エネルギー量/密度と普遍性を考えると地熱の利用は海外で豊富です。しかし世界的に突出して地盤の不安定な日本では不向きです。原子力発電が世界的に最も不向きであることと同じ理由ですね。

海流を使った発電に可能性を感じます。風力に比べてケタ違いの力を持ち、(潮の大小による強弱はあっても)正確に予測でき止まることはありません。瀬戸大橋や明石海峡大橋の橋桁につけたら送電もしやすい。(漁業/観光等の問題があるため実現不可能でしょうが)

海流ではなく潮の満ち引きを使った潮力発電にも可能性を感じています。これは東日本大震災を受けての津波対策の一貫として防潮堤建設があります。これにドッキングさせる事により、安全と産業創世を同時に実現できます。景観を損なう観光面でのデメリットは、防災を優先させる段階であきらめているので問題視にはなりません。

原子力発電には様々な問題が絡んでややこしいのでしょう。日本が核武装することを懸念する国は大変に多く、説明責任を果たす必要があるそうです。防衛にも強く影響します。また原子物理学の研究において、日本は世界をけん引する研究成果を誇っています。ノーベル賞受賞者を見ても明らか。学術的な権威を無責任に放棄できない、というのも深刻な問題です。日本には不向き(不可能なレベルに)だけれど、海外には原子力発電施設を作りやすいところがたくさんある。国家が税収を確保する強力な外交カードの1つでもある。「じゃあ、どうやって国家の収入を確保していくの?」という台所事情もあります。

好き嫌いだけでは解決できない問題なのでしょう。震災後には実際に、原子力無しで電気を賄ってきました。今のところ明治時代の生活レベルにまで後退してはいません。でも、ものすごい量のCO2が排出され、燃料(重油)購入に多額の税金が投入されています。国内の火力発電をかたっぱしからコンバインド・サイクル(最新型の高燃費火力発電システム)に作り変えたらいいのに。それが進まないのはきっと、いろいろな事情があるからなのでしょう。

ちなみに原子力は、発電時にCO2を排出しないだけです。建設時にも燃料(ペレット)製造時にも、そして廃炉時にも猛烈な量(どのくらい出るかは、廃炉が確立していないから算出できない)のCO2を排出します。同時に、たくさんの雇用を生みます。

最終的には日本国民が決めることなのでしょう。どうしてほしいかを明確に示したら、しがらみに塗れた政治家も役人もこれに従わざるを得ません。1億人以上いるから、これもまた机上論と言われそうですが。